SEO対策とは、内部と外部に分かれる
1限目の授業でなぜSEO対策が大切なのかについては、ご理解いただけたかと思います。
では、早速SEO対策についてどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
具体的にSEO対策は大きく分けて内部対策と外部対策の2つに分かれます。
内部対策は、各Webページのタイトルを修正したり、ユーザーにとって必要なWebページを追加したり、Webサイト自体を修正・改善することを指します。
逆に外部施策は、自身のWebサイトを修正・改善するのではなく、外部のWebサイトから遷移できるための導線を増やしたりすることを指します。
上記のように、自身のWebサイト上の修正を行ったり、外部のWebサイトから被リンクの獲得を促したりすることで、より多くのユーザーをWebサイトへ集客をします。
SEO対策をすることで、今まで獲得できていたのにも関わらず獲得できていなかったより多くのお客様を獲得でき機会損失を防げますので理解しておきましょう。
内部施策とは(コンテンツ施策とテクニカル施策)
では早速、内部施策について確認していきましょう。
内部リンク施策は、さらにコンテンツ施策とテクニカル施策の2つに分かれます。
コンテンツ施策は、Webサイト上にあるコンテンツを増やしたり、減らしたり、統合したりすることと覚えておきましょう。
次にテクニカル施策は、タグと呼ばれるHTMLで記載されている部分を修正することを指します。
コンテンツ施策については、現状のWebサイトの状況と照らし合わせて必要なコンテンツを増やしたり、減らしたりするのですが、さまざまなパターンが考えられるので具体的な施策の考え方については別途後述させていただきます。
テクニカル施策について具体的に施策内容を見ていきましょう。
SSL化(https)
SSL化とは、Webサイトの通信が暗号化されている状態のことを指します。
PCですと、URLを入力バーに鍵マークがついていればSSL化されているという認識で大丈夫です。

URLの入力バーに鍵マークがなく、『保護されていない通信』と表示されてしまっている場合はSSL化できていない状態で、セキュリティが弱い状態になっています。

常にSSL化されているWebサイトは、Googleをはじめとする検索エンジンからユーザーが安心して利用できる信頼性を担保することができていると高く評価されるためすべてのWebサイトはSSL化をしておく必要があります。
パンくずリスト
パンくずリストは、ページ上部に表示されているWebページを階層順にリストアップしてリンクを設置したリストのことを指します。

パンくずリストを設置することでWebページの階層構造をクローラーに適切に理解させることができます。
また、ユーザーがWebサイト内のどこにいるのかを把握しやすいため、ユーザビリティの向上にも繋がります。
ユーザビリティの他に、注力キーワードを含めることでページ評価の上昇を見込めるため非常に大切なSEO対策となっています。
SEO対策では、Webページ同士の関連性をGoogleに正しく伝えることが重要なのでパンくずリストは非常に重要になります。
Webサイトの表示速度
Webサイトの表示速度が極端に遅くないかはSEOの重要な要素の1つです。
Googleは、Webページの表示速度をランキングシグナルに導入しています。
また、ページ表示速度はUX(ユーザーエクスペリエンス)や離脱率にも影響を与える為、Webサイトを運営するうえで常に確認すべき項目と考えています。
Webページを表示する際に3秒以上かかる場合、40%のユーザーが離脱するとも言われているので、せっかくWebサイトに訪れてくれたユーザーが離脱しないためにも必ず確認しましょう。
Googleが無料で提供している『PageSpeed Insights』というWebサイトがあります。

PageSpeed Insights上に、直接WebサイトのURLを打ち込むことですぐにWebサイトの表示速度に問題があるのか?ないのか?を判断してくれます。

上記のように『0~100』で数値化してサイト速度を教えてくれるのですが、緑色で表示されていれば問題ありませんが、『0~49』の赤色の場合はかなりWebサイトが重くなっているので改善する必要があります。

具体的にどのような修正が必要かも同時に提案してもらえるので、改善が可能な項目から取り組んでいくことができます。
ぜひ一度自社のWebサイトの表示速度がどれくらいかを確認してみましょう。
※時間帯によって、Webサイトの表示速度が異なる場合が多いので、いくつかの時間で数回計ってみてください。
タイトルタグ
SEO対策で最も簡単に対応でき成果インパクトに繋がりやすい施策が『タイトルタグの修正』です。
タイトルを修正しただけで、狙っていた検索クエリで掲載順位が『5位⇒1位』になることもあります。
また、SERPに表示された際にクリックするかどうかのクリック率にも影響を与えますので、対策キーワードを含めて自然で固有なタイトルになるように設定しましょう。
コメント