強調スニペットとは

強調スニペットとは、検索エンジンで簡潔な答えを知りたいような検索を行った際に回答となるWebサイトを検索結果の最上部に強調表示する仕組みのことを意味します。
強調スニペットは、Webサイトの一部をGoogleが抜粋して表示する仕組みになっています。
強調スニペットの種類
強調スニペットは大きく4つに種類が分かれております。

- 文章と画像
- リスト
- 表
- 動画
基本的には、『文章と画像』で構成されているケースが多いようです。
強調スニペットを出すための4つの方法
強調スニペットをすべてのWebページで確実に出すことは難しいです。
『●●をすれば強調スニペットを確実に表示できる』という方法はありません。
ですので、強調スニペットを出やすいような施策を行い、「表示されればいいな…」程度に思いましょう。
強調スニペットが出やすくなるには、大きく分けて4つ方法があります。
①上位表示をさせる
まず一番重要になってくるのは、強調スニペットを出す出さないの前に、上位表示をすることが必須です。
Ahrefsが発表しているデータによると、強調スニペットが出ている約99.6%が10位以内のWebページから表示されているそうです。
参照:Ahrefsによる200万の注目のスニペットに関する調査:10の重要なポイント
掲載順位が10位以内に入らなければ、強調スニペットが表示される可能性は絶望的なので、まずは10位以内を目指しましょう!
②簡潔かつ明確な回答を用意する
強調スニペットが表示されるには、検索クエリに対する回答を簡潔かつ明確な文章で記載したWebページに仕上げることが重要です。
例えば、『トマトとは』という検索クエリに対して、簡潔な答えを用意するなら下記のようなものが考えられます。
トマトとは、なす科の植物の一つです。南アメリカが原産となっており、夏に黄色い花を咲かせます。球形の実は熟すと赤くなり、生食、またケチャップなどにして食べることが多いです。
強調スニペットをGoogleが採用している理由は、検索画面内でも検索クエリに対しての回答が用意されていることによって、サイトへ流入しなくても大方の内容を把握できるようにするためです。
簡潔かつ明確な回答を用意するように心掛けましょう。
③適切なHTMLタグでマークアップする
テキストの段落なら「pタグ」、リストの項目なら「ul/ol/liタグ」、セクションの見出しなら「h1~h6タグ」というようにHTMLタグを設定することも重要です。
Googleは、クローラーというbotを使って記事全体を把握していますが、その際に内容をすべて理解できるわけではありません。
なので、なるべくGoogleに理解してもらえるように、適切なタグを使用することで意味付けしてあげましょう。
④Googleのポリシーに準拠する
Googleが提唱するポリシーは必ず遵守するように心掛けてください。
たとえば、「露骨な性表現」や「差別的や暴力的な表現」などを使用しないなどが挙げられます。
詳しくは下記にGoogleが発信している『強調スニペット』に関するポリシーが記載されておりますので、ぜひ読んでみてください。
強調スニペットとナレッジグラフの違いとは
よく『強調スニペット』と間違えられるものとして、『ナレッジグラフ』というものがあります。
強調スニペットはWebページの一部を抜粋して表示されるのに対して、ナレッジグラフはGoogleの検索アルゴリズムの仕組みの一つで、栄養素や人物の情報・場所などの情報をSERP上に直接表示している点で異なっています。
※PCデバイスでは右サイドバーに表示されることが多い
まとめ
上記の4つの項目がすべて満たされているのかを今一度見直してみてください。
そうすれば、あなたが狙いたい検索クエリを強調スニペットで表示させる可能性が大きく上がります。
また、どのように簡潔に明確にまとめればいいのか分からないという方は、強調スニペットが実際に表示されているものをいくつか見てみましょう。
現在強調スニペットが表示されているWebページはGoogleに評価されているということなので参考になります。
あなたのWebページが一つでも多く強調スニペットで表示されることを願っております。
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