ログインをしなければ見られないコンテンツをWebサイト内に用意している方は多いのではないでしょうか?
ただ通常のWebサイト上で見られないコンテンツだと、Googleにインデックスされないため正しく評価されません。
そこで役に立つのが『フレキシブルサンプリング』です。
フレキシブルサンプリングとは
フレキシブルサンプリングとは、ログイン後にしか見られないコンテンツをGoogleのクローラーに伝える技術のことを指します。
詳しく説明をすると、特定の構造化データにしたがってログイン後のページを適切にマークアップすることで、ログイン後に見ることができるWebページをGoogleのクローラーに認識させることができるのです。
悪意を持って(評価されるために小手先のテクニックで)ユーザーとGoogeのクローラーに違う内容を伝えるのは、「クローキング」というガイドライン違反に抵触します。
フレキシブルサンプリングの種類とは
フレキシブルサンプリングの種類は大きく分けて2つあります。
①定期購読型
②コンテンツごと課金型
①定期購読型
ログインをしたユーザーだけが見られるコンテンツで、ログインしなければ閲覧することができません。
化粧品の自社通販をしている会社のマイページがこの種類にあたります。
②コンテンツごと課金型
購入したユーザーしか対象のコンテンツが閲覧できないようになっているものです。
ノウハウを発信することができるプラットフォームの『Note』や『Udemy』などがこの種類にあたります。
FCF(First Click Free)とは何が違うの?
FCFとは
FCFとは、ログインしないと読めないWebページに関して、検索エンジンから流入した場合、1日3本まではそのWebページを全部読むことができる仕組みのことを指します。
FCF は、サイト運営者様には定期購読コンテンツのプロモーションとユーザー獲得の機会を、Google ユーザーには質の高いコンテンツに出会える機会を提供するものです。
ウェブマスター向け公式ブログ「より良質のコンテンツをユーザーに」
Googleに非公開コンテンツを正しく認識してもらうための方法という意味では一緒ですが、フレキシブルサンプリングとは全く異なります。
また、FCFは現在では廃止されておりますので、非公開コンテンツを正しく認識させる場合は、フレキシブルサンプリングを検討しましょう。
フレキシブルサンプリングで正しくインデックスを促すためのSEO対策
正しくGoogleにインデックスしてもらうための方法は下記のようなものが挙げられます。
まず1つ目に、GooglebotにはWebページのすべての内容を伝え、ユーザーにはログイン前の内容だけを表示させるというやり方が考えられます。
2つ目のやり方は、『ViewAllページ』を作成しすべてのWebページに対してcanonicalを設定します。
その後、Googleには『ViewAllページ』の全コンテンツを伝え、ユーザーには『ViewAllページ』の一部を表示させるという方法です。
どちらのやり方で対応するにせよ、Googleに『ペイウォールコンテンツ』であることをマークアップする必要があります。
上記の対応をすることで、GoogleにはWebページ全体を認識してもらうことでSEO対策ができ、ユーザーには一部のコンテンツしか見せないということが可能です。
コメント